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●sh-sample-077・「ただの白い壁」プロジェクト with 丸谷博男●


丸谷博男先生のご指導で・・・やってしまいました。
このプロジェクトは李朝の白い壁をイメージしています。

大友様、浜中様、内山様そして関係者の皆様ご苦労様でした。

施工風景はこちら・・・

一年後の現状は・・・果たして・・・


2003.1103
見学会当日の模様をお伝えします。

感動感動・・・そしてまた感動

 

玄関の前には大きな銀杏の木がそびえます。

しかし、驚くべき来客数でした。

  玄関を入ると、いきなり和紙に包まれます。
 
 

ただの白い壁・・・といいながら、ただの壁ではないのです。

丸谷さんの言葉・・・和紙は一見ただの平面のように見えますが、じつは複雑な繊維の絡み合いにより構成されていて、光を受けた繊維はその影を自分自身に映す・・・

人間はその複雑な陰翳を、目ではなく感性で感じ取れるのかもしれません。

  すがすがしい緊張感のなか、朗読も行われます。
  ヴァイオリンのコンサート
 
  武者小路千家のお茶のお手前までも・・・
 
 

ありとあらゆる壁・天井が和紙で包まれています。

圧倒されながらも暖かい、しかし緊張感のある不思議な空間が出来上がりました。

 

まったく素晴らしい仕上がりでした。

ありがとうこざいました。

 

丸谷博男さんの言葉・・・(メール通信より)

・・・花を生け、皆様をお迎えしました。
これから家を建てる人、すでに建てていただいた方、建築仲間、雑誌社の方、担当者
の大学時代の先生や同級生など80人ほどの人が来てくださいました。さらにはバイ
オリンの演奏者が和紙の空間で演奏し、ストリーテラーが金子みすずを朗読、そして、
お世話になった経師と和紙問屋が語り、とてもありがたい時間を過ごせました。
和紙を貼りくるんだ空間、その空間がこんなに人を癒すのかと皆さん異口同音でした。
ここまで来れたのは、アートセンターの活動があってのことです。大変幸せに感じて
います。
原材料をつくる里人と施工する現場職人、そしてその有り様をデザインする設計職人、
さらにはその様子を喜んで見守るパトロンである建て主。
これこそ文化であり、芸術であり、人間がつくる時間と空間、つまり創造なのです・・・

ここで使用された紙は・・・こちら・・・


施工風景
2003.1007

 

ここに和紙を貼ります。

・・・既に「カラーシーラー」が塗ってある

   
  タタミと和紙に包まれた空間がいきなり玄関から始まる・・・予定です。
  プラスターボードの打ちっ放し
  紙の長さを測ってカット
  濃度のちがう糊を二種類
 

中央には弱い糊で

紙は水分を含んだ段階で直ぐに伸びてくれるので、むしろクロスより貼りやすい、直ぐ貼れる・・・

  ついに始まりました、一枚目!
  秘密兵器のビニールがポイント
 

見学者の面々

左は説明される丸谷さん

  コードなどもうまく仕上げます。
  秘密兵器の煙草のカートン包み紙
 

天窓も美しい・・・

夜空も楽しめる

   
 

普通の糊と呼ばれる「みやびのり」

アミノールでは駄目だ・・・とのこと。

 

390ボンドで縁の部分をしっかり糊付けします。

   
   
   
  こちら、二階は「カラーシーラー」を塗らずに目止めの後、パテ塗りの後、直貼りします。
   
 

直貼りでもこのように美しく仕上げられます。

まるで漆喰壁のよう?

   
 

右が二層漉き
左が一層漉き

実際みるとやはり二層の方が隠蔽性が高いことが判明

  パテをこねる、浜中氏
  話題のソーラーシステム
  パテ止め完了
  打ちっ放しの状態
 

二階から一階を望む、フラットな天井

 

  またまた出ました秘密兵器
 

さてさて、どのように仕上がりますか・・・

お楽しみ!!

     
     

ここで使用された紙は・・・こちら・・・


一年後・・・気になる変化は?
20050303

   

なんとなんと全然変化がないのです。

美しい!

 

ずっと気になっていたソファーの部分も、天窓から光も差すのですが、これまた美しいまま・・・

  よーく見ると、微妙に毛羽立っているのですが、むしろ温かみを増している感じです。
  天井の壁部分も・・・
  丸谷さん、ホントにありがとうございました。
     

 

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