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雁皮(がんぴ)とは、ジンチョウゲ科の植物で、和紙の原料の中で大変貴重でその光沢は比類無く、繊維は最も緻密で滑らか…古来より紙の王さま「紙王」と呼ばれています。レンブラント(江戸初期)は銅版画の特別作品に雁皮を使用しています。 長崎の出島から東インド会社によってオランダに運ばれました。雁皮はインクを吸収する力が素晴らしく、低圧でも繊細な線まで写し取ることが可能で版を痛めない利点があり、最高の作品を後世に残すことができた影の立役者です。 成長に7年程の年月がかかるため日本では栽培が難しく、自生したものを使用するしかなく、また茎が節くれだっていて、ゴミが多いため、その除去作業に大変な手間がかかりますが、しあがった紙はまさに紙王と呼ぶに値する気品がただよいます。平安時代より、仮名書きに適した高級紙として珍重されています。 |
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Washi Sommelier and Washi Curator.
SUGIHARA WASHIPAPER, INC.